結論からいうと、そのまま核シェルターにするのは無理。改造すれば転用できるらしい。
付け加えれば、地下鉄やトンネルだけでなく他の建物でも工夫すれば核シェルターになるとのこと。
太平洋戦争の終戦間近な1945年8月10日、運輸省業務局運行課が上野駅構内に移転、つまり疎開したという記録がある。
もちろん、地下鉄が原子爆弾のシェルターとして使われた実績はない。
駅や地下鉄の車内は有事の際の一時的避難場所にはなる。が、いったん被害があると地上よりも危険な状態になると考えられる。
汚染された空気をシャットアウトできるように密閉し、同時にある一定の期間は新鮮な空気を何部に供給できるよう改造する必要がある。
参考
梅原淳著『毎日乗っている地下鉄の謎』平凡社、2010年